復元ディスクに悩む
Virtual ServerやVirtual PCには、起動してからの操作を別途記録して起動前の状態に戻せる「復元ディスク」機能がある。
この機能を使ってゲストOSを終了させるときの選択肢に悩んだ。
Virtual PCで終了時に選択できる項目は分かりやすい。
「復元ディスクを使用していないときの終了項目+変更を保存する」と、起動前の状態に戻す「電源を切り、変更を削除する」がある。
- 状態を保存し、変更を保存する
- OSをシャットダウンして変更を保存する
- 電源を切り、変更を保存する
- 電源を切り、変更を削除する
変更を保存する場合は、「バーチャル ハードディスクへの変更を適用する」チェックにより、今回の作業を適用するのか、次回以降に適用を延期するのかを決められる。
試験や検証に便利に使える機能だ。
しかしこれがVirtual Serverだと無駄に難しい表現になってしまう。
- 一時停止
- 状態を保存し、復元ディスクを保持する
- 状態を保存し、復元ディスクを適用する
- バーチャル マシンをオフにし、復元ディスクを保存する
- バーチャル マシンをオフにし、復元ディスクを適用する
- バーチャル マシンをオフにし、復元ディスクを破棄する
- リセット
さらにメニューから「復元ディスクを結合する」と「復元ディスクを破棄」を選べる。
ややこしい原因は「復元ディスク」を「変更」の変わりに用いていることだと思う。
元は「Undo Disk」だから、これも直訳なのだろう。
しかし日本語感覚的には「操作履歴」あたりが妥当なのではないか?
外国語に詳しい隣席の同僚は英語感覚的なニュアンスはそういう感じだと言う。
直訳が誤っているのではないだろうか。
また、「保持」と「保存」を使い分ける意味が無い。内部の仕組み的には正しい(「状態を保存して、その中に復元ディスクも保持」と、「VMはOFFで、復元ディスクのみ保存」)のだろうが、ユーザ側からすると違いを感じる必要は無い。どっちも「保存」ではないのか。
直訳の弊害と思うがどうだろう。
用語がVirtual PCでのどの作業を指しているのか、ちょっと考えないと分からなかった。
一度覚えてしまえば困ることは無いものだが、未だにしっくりとこない。